3.火山活動および防災対策の経緯
(15)岩手山噴火対策防災訓練の実施と防災シンポジウム等の開催


 県と周辺6市町村は、緊急対策の試行としての岩手山噴火対策防災訓練を開催した。1998年10月18日の松尾村を皮切りに、2001年2月18日の玉山村を主会場とする訓練で6市町村すべてで実施された。住民への火山防災意識の啓蒙を図るための岩手山火山防災シンポジウムも、1999年1月30日の西根町を最初に2000年10月29日の盛岡市まで一巡して行なわれた。この他、建設省岩手工事事務所も岩手山火山防災フォ−ラムや火山防災サミットなどを開催し、市町村も住民を対象に火山防災研修会を多数開催し、防災意識の向上を図っている。

 また、陸上自衛隊岩手駐屯地、岩手県警、建設省岩手工事事務所さらには東北電力、JR東日本、NTT盛岡支店などライフライン関係も、総合防災訓練への参加の他に独自に防災訓練を実践的に行なっている。


関連画像  ★噴火対策防災訓練、登山者安全対策訓練

もどる   もくじ   次へ